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そ​の​美​し​さ​に​涙​が​出​る

by ダイバーキリン

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1.
1.つばめのあの子 歳を取ってみても 思うことなんて同じだろう 言葉を浮かべても 飲み込んだ梅雨のすきま風 確かなものばかりを 求めてもきりがないな ふらり流されて着いたのはどうして 群れからはぐれて 隅っこで飛んだ つばめのあの子は 遠く南の空 日々の波 こんな小さな舟では 追い付けないな 唄う声が少し聴こえた気がして 群れからはぐれて 隅っこで飛んだ つばめのあの子は 手をすり抜けてさ つばめのあの子は 遠く南の空
2.
テーマ 03:11
2.テーマ 月に湖を湛えて 湖に森を植えよう 側へは行けない 側へは行けないよ 森にけもの道を渡して 誰も届かない水の底まで 側へは行けない 側へは行けないよ 煙が上がる 遠くから 煙が上がる 見えるように 今、煙が上がる 魔法にかかった
3.
そら耳 03:14
3.そら耳 季節の変わり目にマフラーを巻いた 慣れない駅の改札を出る 「今日はあんまりだったなぁ」って俯く 気づいてるふりでいたいんだ 取り留めのない会話 ビルの窓、列車 踏切、電話、何処吹く風 日付が変わったレストラン 思いついたことは そら耳じゃないかな 季節の外れたあたたかさが過ぎて くしゃみが出て 仕方ないな 「今日は失敗ばっかだったな」忘れて 寝ぼけたふりして14時 ばかな笑い話、夜更かし 新聞、原動機、エンジンの音 寝坊した朝 日付が変わったレストラン 思い出したことは 夢ばかりじゃないから 散らかった部屋で朝を迎えて 洗濯物と可燃ゴミを溜めて 新しい季節はもうそこまで 日付けが変わったレストラン 思いついたことは そら耳じゃないから
4.
4.なんにもない なんにもない なんにもないとこへ行こう そうだ、例えば遠くの 島とかの沖の方 煙を吐く船を眺める 日がな 三度目に飛び乗った夜行バス 灯台代わりに燃える 向こう岸 工場の灯りで涙が出る なんて気になってしまう なんでもあり なんでもあるだけの街で 僕の生活は続いて お茶わんの柄はこれがいい なんて小さく悩んでみせて 何度目の飛び乗る高速船 目覚まし代わりアナウンス 知らない日常に溶け込むつもりになって たまらなくなってしまう なんでもない なんでもないなんて 下手くそにも隠せやしないのに 小さな背中にいっぱいのリュックは 下ろしてみてもいい なんにもない なんにもないとこへ行こう そうだ、例えば遠くの 島とかの沖の方 煙を吐く船を眺める 日がな なんてどう
5.
言わない 03:08
5. 言わない 言いたいことなどひとつもない 悲しいけどこれ幻想なんです でも、何か見つけて動いた心 とってつけた言葉にしたくは無い 言わない、言わないよ 全部は言わない 言いたいことのひとつでもあればいい? でもあの人は、あの人が、あの人の 言葉なら聞いていたいけれど 言わない、言わないよ 全部は言わない
6.
アルファ 01:29
6.アルファ 機械化 近未来 眠らない 夜の街 ひとりぼっち 時を超え やって来た 私は タイムトラベラー 任務を忘れてひとり 途方にくれる 炭酸を飲みたい気分
7.
7. ピクニック 缶かんカラカラぶら下げて ピクニック行こうよ、スイス・キャロル・オーサカ ビスケットいっぱい詰め込んで ピクニック行こう、あの子とあの子とそれからその子と 10年前に 100年前に 昨日 気づかないままに終わってしまった いつかのはなし いつかだれかの 缶かんからから空になって ピクニックはおしまい、スイス・フランス・森の中 あの子とあの子とその子とわたし 記録には残らない 柔らかな記憶 10年前に 100年前に 昨日 誰も気づかないまま終わった いつかのはなし いつかだれかの 10年後 100年後 明日 鈴の音、ヴェール、クジラたちの声 いつかの、だれかの、ありふれた暮らし 君はきっと震えている 缶かんカラカラぶら下げて ピクニック行こうよ スイス・キャロル・オーサカ 缶かんカラカラぶら下げて
8.
8.おどるいきもの 疲れたよって10年とちょっと ひと息付いて、昼寝でもしよう 明日で今年も終わるから まだ忙しそうだね 凍えるガレージ 雪の積もる庭 高い玄関 もう登れないや 明日でわたしも代わるから でも変わらないでいて クッキーを1つ食べたいな 真っ暗 視えなくても あなたの声なら聴こえるから ただ少し起き上がるまで待ってていて 跳ねる身体 浮かんでいる 跳ねる身体 ぼやけている 爪先 靴紐 水差し セラミック 灯油の匂い 爪切りはきらい だから お気に入りのクッキーをもうひとつ 真っ暗 視えなくても あなたの声なら聴こえるから ほら、今 起き上がるから待ってていて 跳ねる身体 浮かんでいる 跳ねる身体 ぼやけている 跳ねる身体 走っている 覚えている
9.
9. その美しさに涙が出る 棘のある言葉は出来るだけ 使わずにいたいのだと 思ってしまった夕暮れの土手 サービスエリアから見たアルプス 朝方、銭湯で溶けた身体 遠くの沖で消えた白波 生きている日、その名前 その美しさに涙が出る 悲しい出来事などどうしても 無くなることはないのだろうと 思ってしまった夕飯時 支度をしてくれてどうもありがとう 行き違い、生活、供給過多のニュース 疲れ切って閉めたドアの鍵はしめてないや それでも 生きている君、その名前 その美しさに涙が出そうだ 美しい名前 代わり映えのない暮らし 暗がりを仄かに照らし出す光 あぁ 流されるままでも歳を取って 腕時計の針は止まることなく そりゃ、こうやって髭を生やすこともあるさ それでも、なるべく優しい日々がいい その美しさに涙が出る
10.
α 04:46
10.α 機械化 近未来 眠らない 夜の街 ひとりぼっち 時を超え やって来た 私は タイムトラベラー 任務を忘れてひとり 途方にくれる 炭酸を飲みたい気分 緑も海もない 虹色の空の下 ひとりぼっち 星のかげ 帰る家もない タイムトラベラー 迷子みたいな顔して 助けは来ないの カプセルホテルに泊まる タイムトラベラー 両親の顔も忘れて 幸せになる この世界に馴染んでゆく タイムトラベラー α線の踊り場 任務放棄して 炭酸を飲みたい気分 そして月日は流れ 来月結婚する ここに来た目的も 思い出せないまま

credits

released June 1, 2020

ダイバーキリン are
gt, vo 山中ジョンジョン尚之
dr, cho やんぬ
ba, cho まりい

words by 山中ジョンジョン尚之
music by ダイバーキリン


"アルファ" & "α" ...
words & music by ワタナベサラ


recorded, mixed & mastered by 荻野真也
recorded at 尼崎某所("Ajito")

artwork by コジマユイ

thanks : nayuta, ゆがみ, sho takamoto, 湊川萌, 納翔一郎

license

all rights reserved

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about

ダイバーキリン Japan

2013年結成。

大阪を中心に活動するスリーピースバンド。オルタナティブ・サウンドと日記のような歌、女性リズム隊によるコーラス。
季節の変わり目系、ええバンド。

大阪・京都で定期的に自主企画を開催し、日本各地から出演者を集める。

2017年・2018年の「りんご音楽祭」へ出演。

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